ドローン訓練を実施しました

8月5日(月)千葉県白子町にある旧労災リハビリテーションをお借りして、ドローンの訓練を実施しました。有線ドローンにより上空から現場全体を監視、小型ドローンにて検索活動を行いました。暑い日でしたが災害時のドローン活用に活かせる訓練となりました。ドローンパイロットと進入隊員の連絡方法はBuddycom(堅牢スマホ)を使用しました。また、今回は非常に暑い日でしたので、屋外で活動しているドローンパイロットには、Move様のバイタルセンサー(試作品)を装着して体調管理を行いました。毎年驚異的な猛暑が来る夏には必須装備です。

目次

有線ドローン

有線ドローンにより上空から現場全体を監視。赤外線カメラも搭載しており、昼夜を問わず隊員の活動が把握できます。

AileLinX(株式会社 北川鉄工所)様のHOVER EYE
帝商様 FOTOKITE

赤外線カメラ搭載

QRコードを読み込めば各個人のスマホにてドローン画像を確認できる

ドローンによる検索訓練

有線ドローンを上空に飛ばして全体を把握。小型ドローンにて要救助者の検索活動を行いました。熱画像の有効性を改めて認識しました。今回は訓練人形を使用しましたが、熱画像でもはっきり写っていました。次回は生体で試してみたいと思います。

ドローンとBuddycom(堅牢スマホ)による連携

上空から検索しているドローンパイロットと屋内進入して検索活動を行なっている隊員との連絡をBuddycom(堅牢スマホ)を使用してリアルタイム映像にて実施。上空の映像、屋内の映像を都度切り替えて要救助者の位置を把握しました。ドローンとBuddyucomのコラボレーション素晴らしかったです!

進入隊員の映像を確認しながらドローン情報を送信

ドローン映像を隊員に送信

ロボット犬(spot)とスターリンク

ロボット犬のデモとスターリンクの接続を行いました。スターリンクにより訓練場周辺のWi-Fiを構築しました。災害時にはスターリンクが有効となります。今回は電源車は手配できませんでしたが、電源車とスターリンクがあれば活動の範囲が広がります!ロボット犬とスターリンクの接続はまだ検証が必要ですので、引き続き実証実験を行なっていきます。

簡易的にスターリンクを設置。普段は電源車に搭載しております!

お馴染みのspot!1機はカラーを変更してきました。いつか災害救助犬のような活動ができれば良いですね。

消防研究センター様による検証

消防研究センター様の小型ドローン(Parro社 ANNFI-Ai)で撮影した写真で作成したドローンオルソ画像です。対地高度100mから2秒間隔でインターバル撮影(115枚)した写真を使用して作成しているそうです。

下記の画像はドローンレーザー色付点群データ。消防研究センター様の中型ドローンで計測した地図の三次元表示です。「ドローンオルソ地図」よりも高精度、かつ夜間でも取得できるそうです(夜間の場合には色はつきません)

災害時に地図データがあれば活動に有効です。夜間でも作成できるのは大きいです。引き続き検証をお願いいたします。

ご協力いただいた皆様

  • テイセングループ様
  • 株式会社 赤尾様
  • 株式会社 北川鉄工所様
  • 株式会社 AileLinX様
  • 株式会社 ドコモビジネスソリューションズ千葉支店様
  • 株式会社 Move様
  • 消防研究センター様
  • 株式会社 日本SI研究所様
  • 株式会社 ロボットコネクト様
  • (順不同)

皆様、暑い中ご協力いただき、ありがとう御座いました!

支援隊のマスコット犬!しずくちゃんです

目次