八千代台わんわん祭りに参加しました

令和7年11月1日 八千代台わんわん祭りに参加しました

本日、八千代台わんわん祭りに日本災害救助活動支援隊は参加しました。

天候に恵まれた一日

前日までの天気予報では雨の予報が出ており、前夜には大雨が降るなど開催が心配されましたが、祭り開催とともに空は見事に晴れ渡り、写真のような綺麗な青空が広がりました。参加者の皆様の日頃の行いが良いのでしょうか?

過去最高の来場者数を記録
今回のわんわん祭りには、なんと1,500名もの方々にご来場いただきました。これは過去最高の来場者数だそうです。多くの地域住民の皆様、ペット愛好家の皆様にご来場いただき、大変賑わいのあるイベントとなりました。

ペット防災の新たな取り組みを展示
今回は東京電機様のご協力により移動電源車を展示していただき、電源供給を活用してテスト開発中の「ペット防災を取り入れたサンプルテント」を初めて展示いたしました。

近年、災害時におけるペット同行避難の重要性が高まっており、飼い主の皆様とペットが共に安全に避難できる環境づくりが求められています。当支援隊では、実際の災害現場での経験を活かし、ペット防災という新たな視点での取り組みを進めております。

目次

スターリンク接続による通信検証

今回は東京電機様のスターリンク接続により、実際の使用感を検証いたしました。大規模災害を想定して、会場を被災地と想定し、神奈川から安否確認システムの稼働をチェック。結果、リアルタイムで情報交換が可能であることを確認できました。

災害時には通常の通信インフラが途絶える可能性が高く、衛星通信の重要性がますます高まっています。今回の検証により、遠隔地からでも被災地の状況を把握し、迅速な対応が可能であることが実証されました。

完成したばかりのJADRAテント

じつは、このテントは昨日完成したばかりなんです。赤く眩しいJADRAテントは、通常のテントとの違いとして、骨組みが補強されています。そうです、被災地では大雨や強風による二次災害も発生する可能性があるからです。

実災害を想定した機能設計

このテントを囲う横幕は、間口を自在に設けることができる仕様になっており、横殴りの雨には最小限の開口、車椅子やペットケージの出し入れ、時には担架搬送を視野に設計をしています。

テント内には、ペットの区画スペースをサンプルで1ヶ所設けさせていただきました。この仕様は、既に防災トイレテントでも採用されているタイプとなっていますが、ケージに入ったペットは勿論、更衣室や授乳室といったプライバシー保護も活用可能です。

汎用性を重視した設計思想

テントベースは運動会や自治会等でも見かけるタイプのものです。専用ではなくて、流動的に使えることを目指しています。

備える考えの中で「専用」というものは、中々ハードルが高いものです。生涯で使うか使わないか?というものではなく、多目的に使用が可能になることを目指しています。

来場者の皆様から貴重なご意見

愛犬家の皆様にもご覧いただき、「現状は車中泊を考えていた」「確かに考えていなかった」など、様々に貴重なご意見をいただくことができました。

今回の展示テントには換気扇を搭載しておりますが、夏場はそれでも暑い……。スポットクーラーのダクトを設けたり、まだまだ挑戦は続きます。

今後、様々な会場でも展示を行ってまいりますので、多くの方々のご意見をお待ちしております。

本日ご来場いただいた皆様、そして東京電機様をはじめご協力いただいた関係者の皆様に心より感謝申し上げます。

今後も地域の皆様と共に、人とペットの安全を守る活動を続けてまいります。

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