解体家屋を利用した災害救助訓練を実施(2日目)

 当支援隊は、令和6年6月24日月曜日に続き25日火曜日にも株式会社オカムラホーム様のご協力により千葉県内の解体予定の家屋を活用して災害救助訓練を実施しました。活動員は消防士が多く、実践的訓練は極力2日間行うよう心がけております。

目次

資機材の確認訓練

 前日同様に、支援隊の資機材を使った、取り扱い容量を確認しました。

 この日はチェーンソーを使って、床の切断から実施しました。床裏の根太の位置、大引きに対する極力大きな開口部を作ることで、安定化を図る必要性など学ぶことが沢山ありました。ここが倒壊建物だったら?どうアプローチするか?話し合いながら訓練は続行しました。

 そして、いよいよ床下へ進入します。建物自体は、一部改築された構造でしたが、築年数はかなりの歴史を感じる作りでした。基礎は布基礎、所々の換気口から内部に光が差します。近代的なベタ基礎、パッキン構造とは違いを感じることができます。

 構造を学んだ後は、床下を使用して狭隘空間での活動訓練を実施しました。

火災原因

 こちら休憩時間の一コマです。

 火災原因として、いまだに上位ランクインしている「たばこ」

 うっかり寝タバコ、灰皿から落下など状況は様々ですが、畳の上に放置された場合どのぐらいで出火に至るのか実験をしている様子が伺えました。

屋根切断訓練

 後半は屋根の切断訓練を実施しました。

 床は見えない場所に釘があったり、使用する刃物との相性がありました。屋根も裏は木材ですが、覆いかぶさる金物系の素早い除去が必要とされます。

 経験値を上げるため、何度も色々な切断を試みます。こうした訓練が、想定外の時に役立つことでしょう。

こちらの画像は切断した屋根の下から覗いた様子です。暗闇に差し込む、青空と太陽の光。。。

希望の光とは、、まさにこの状況かと思います。来る大規模災害、発災後72時間ひとりでも多くの命を救うため

私たちは研究と挑戦を続けていきます。

訓練1日目の様子

 上記に本訓練の1日目の様子を掲載しています。

目次