組織
当支援隊は、半数以上が現役消防救助隊員が中心となりまた、災害・防災に携わる企業、団体、教育関係、行政関連の方々も構成の一員となっていて、産官学それぞれの分野の方が想いを一つに協力し合って運営している団体です。
定期的に災害・防災に関連する民間企業、災害救助犬組織、UAV(ドローン)の団体等と連携して実災害を想定した訓練を行うという、全国的に珍しい活動をしています。
また大学の先生、研究機関などから指導や助言を頂きながら、通常での訓練では行うことが出来ない設定で救助訓練を行ったり、普段使う事が無い災害関連の資機材、製品、ソリューションを利用して、訓練の中で使い勝手、機能性、問題点等を検証するという他では公に行う事が少ない訓練を通して実証実験等も行っています。
今月、この活動を継続的に行っていく、また他の地域にも波及して欲しいという想いから、NPO法人への申請を致しました。
支援隊の目的
1.災害救助に携わる組織、団体等の垣根を超えた訓練活動を支援していきます。また目指します。
2.災害救助に携わる方々のレベルアップを支援します。
3.災害、防災支援組織、団体、ボランティア団体や地域住民と連携した活動を積極的に行い、支援していきます。
4.大規模災害が発生した際には、自分達のスキルを活かして災害救助活動を支援していきます。
5.現在自分達が利用出来る訓練施設を、同じ想いの組織、団体には積極的に利用して頂きます。
6.行政では難しい問題を、当団体が民間組織として支援、補完することで全てのレベルアップを図る手助けをします。
主な活動のご紹介
令和2年10月、千葉県夷隅郡大多喜町筒森の千葉房総技能センター内に自然に近いCSR訓練施設を作り、想定救助訓練を消防隊有志で開始しました。
それから訓練を重ねて、施設、参加される方、内容なども少しずつ進化して、今では僅かではありますが地域の皆様、災害救助、防災関連に携わる関係者の方々や企業、メディアの方にも認識して頂くようになってきました。
主な訓練は下記の5つに大別されます。
1.救助組織単独による想定救助訓練(連合もあり)
2.災害救助犬がサーチして、救助隊が要救助者を救助する連携訓練
3.災害救助犬、UAV(ドローン)がサーチして、救助隊が要救助者を救助する連携訓練
4.災害救助犬、UAV(ドローン)がサーチして、建設機械と救助隊が協力して要救助者を救助する連携訓練
5.災害救助の際に使用する新しい資機材を利用して、それらの効果を訓練で検証する(企業との連携訓練)
『お互いを知り、理解できるようになるには連携訓練を通した経験を積み重ねていくしか無い!』を訓練を通して実践するように心がけています。
支援隊ポリシー
当支援隊は、ここに挙げたポリシーを常に心に留めながら活動していきます。
1.『助かる命を助ける』ための行動を重んじる
2.『一人でも多くの被災者を救うために、出来ない理由を探すのではなく、出来る方法を探して行動する』